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| No.667 投稿者/miyo | 2004/09/01 |
生しいたけの味噌汁 … できたて
| 私が小学生の頃、祖父さんと祖母さんの持つ別荘に遊びに行った時のことです。
祖父さんはよくキノコ等を自家栽培しており、なめこやシメジなど色々な種類を育てていました。
もちろんしいたけも栽培しており、大きく育ったしいたけを味噌汁などにして食卓に出すと云うのはいつものことでした。
その日もまた、大きく育ったしいたけを祖父さんが調理し、味噌汁にして飲んでいました。
汁を飲み、しいたけをもぐもぐ…。
おいしいなぁと思いながら、ふと、しいたけの笠の裏側。
あの白いヒダヒダした部分をみると…
あれ?なんかついてるな…。
黒い…。足がいっぱい…あって…
・・・・・・・・。あ、ワラジムシ…。
少し反応が遅いですが、当然その味噌汁を放り出して、祖父さんの所へ直訴!!
「じーちゃん!!じーちゃん!!ワラジムシがっ!!!!」
あわてて説明したけれど、悪びれる様子もなく、ムシも喰うくらいうまいキノコだったんだろ。
とさっくり交わされ、
私は放り出した味噌汁のおわんを眺めながらこう思った。
ワラジの汁…。美味しいと感じた私の味覚もそろそろヤバイか…と。
べつにその後後遺症もまったくなかったが、
かならず、しいたけを食べる時は裏側を確認するようになった。
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