青ピンクのまわりに時々黒

いつも楽しく拝見しております
賞味期限など、所詮他人がきめたものじゃ、と自ら挑戦される中々の豪の者もいらっしゃる。

私は、そのへんは、全くのパンピーなんですが。
兎に角、食い意地は凄いと思います。
小さい頃からね。

思い出したので筆(？)をとりました。
あれは、わたしが、自分の中に『荒ぶる食欲』というものがあることを認識してなかった、小学生の頃。

そう、私は毎日買い食いをしていました。
パンを買う
スナック菓子を買う
手羽先揚げを買う
アイスを買う
学校帰りに何かを買わない日のほうが少なかった気がします。

買うほど金があったかというと、お小遣いは500円でしたよ。でも、うちの家族は、ジャラ銭をおいておく場所がありましてね。安くなったパンを買うことくらいは出来たのですよ。

そう。安くなった、というのが、多分今でいう賞味期限内ギリ、みたいな物だったのかな。

その日、買えるケースの中にパンじゃないものがあった。
ラップにくるまれたカステラ一切れが、数個。一切れ30円

こんなの、あったんだー。


いつものパンよりやすいな♪買おう。
しめしめ。今日は良いものが手に入ったわ。

さあ、食べよう！
ラップに巻かれているだけなので、当然な気はしましたが、食べてみると、しっとりした感じがありません

二口目。ザラメのジャリジャリ感がある部分を食べた。

ジャリジャリうめぇ。

三口目
そのままジャリジャリをもうひとくち

!!!
何やねん！
この鼻から抜ける雑巾のような、古い本の臭いっつか、苦味すらあるけど！

ペペペッ
道の端に口のなかの物を吐き出しました。
なんの味なの？なんか黒いものが見える？
わたくしは、持っていたほうのカステラを見てみました。わたくしがザラメと思ってたところを。
ザラメのところには、ザラメと共に花畑のような青かびピンクかび黒かびが。

小学生のぽしのんは、初めてかびを食べました。

お店のおばさんに見せたら、ゴメンねーと替わりのカステラ…
「あらやだ！これ、みんな腐ってるじゃない」
おばさんが、違うケースからヤキソバパンをくれた。うーんlucky。

かびは、そんな味がしましたよー、というお話てす。