投稿レポート944
投稿No.944  投稿者/38歳童貞男  2005/11/27

足の爪 … 30年前

私は幼少の頃、爪を噛む癖がありました。幼稚園から小学校2年生までの間いつも手の爪をかじっていて、それだけに留まらず噛み切った爪の破片を食べていました。奥歯で良く噛み締めて食べる爪はスルメ烏賊にも似た心地よい触感でした。

やがてその性癖が昂じて小学2年生の時、手の爪では飽き足らずにあろうことか足の爪を食べるようになりました。想像してみて下さい、足の指を口の中に突っ込んでかじる姿勢が相当困難であることを。多分身体が柔らかい子供時代だったので可能な技だったのでしょう。しかし足の爪は手のそれより分厚くて大いに噛み応えがあり、困難を押してでも噛み締める価値はありました。

その頃小学校では寄生虫の有無を調べるために、肛門に貼ってから学校に提出する"ピンテープ(ポキールとも言うのか?)"なる検査が年に1回行なわれていました(今でもやっているのでしょうか?)。足の爪を食べ始めて半年ほど経った頃に行なわれたピンテープ検査から2週間程したある日の放課後、帰ろうとした私を先生が「ちょっと来なさい」と言って部屋の隅に呼び「これを飲みなさい」と、ピンク色の錠剤を2錠渡しました。
そう、検査の結果私の腸内にはギョウチュウが生息している事が判明したのでした。手の爪しか食べていなかった前年の検査では検出されていなかったことから察するに、足の爪が原因であったことはほぼ間違いありません。

今思うと、子供とはいえよくもまぁあんな不潔なものを口にしていたものだと空寒い思いに駆られます。その薬の甲斐あってギョウチュウともサヨナラし、以来30年間病気らしい病気もせず、毎朝会社までジョギングしながら通勤する程の健康体になりました。あの時人目をしのんで薬を渡してくれた先生に今でも感謝しています。

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