人差し指のカケラ … 本体より離脱後、１時間くらい

たべた人：おかん

二度目の投稿になります。

３ヶ月前くらいの話です。

僕が友達に別れを告げて我が城に帰ってみると玄関からとてもいい匂いが漂ってるワケです。

英語ならナイススメルです。

いやいや英語、とか関係ない。
ここは食中毒への道、ですから。
英語教室、とかじゃないですから。
僕は１９歳、彼女がいませんから。
所詮負け組、ですから。

話が無駄に脱線してしまいました。
しかも僕傷ついてますし。
全て自爆ですし。

んでですね。
台所を覗いてみると親父が料理してるワケですよ。

普段、滅多に台所に立たない親父が。
元・バー経営、元・シェフ、元・タクシーの運ちゃん、元・有限会社社長、現・プーという、いまいち何があったのかが容易に想像できてしまう職歴を持つ親父が作ってるワケです。

あれ？いつもと何か違うな？とか思ってたら、

気付きました。

いつも作ってるやつ！おかん！おかんはどこいきはったー！

んでおかんはリビングでぐったりしてるワケです。

「何？どったの？」
と聞いてみるとおもむろに手を見せてきました。

「何？……んん〜？…あ〜！あれぇ！？」

足りません。人差し指の爪の下あたり、実に５ｍｍ程の穴が開いております、凸か凹かでいうと凹の方です、

話によると、料理を作ってる最中、いけない方向に力が入ってしまったらしく、指をパックリザックリやっちゃったみたいです。

「…切ったカケラは…？」
という僕の質問に母は近くにあったティッシュを広げたのです――

…肉？に見えないことも無いモノが出てきました。

溜め息をつきつつ、僕は冗談で、当たり前の話ですが、天神地祇に誓っていいます、ジョークです、

「食べれば治るんじゃない？(笑」

(゜〜゜)モグモグ (母


た・べ・て・るぅー！

前々から頭が弱い(雷おこし参照)とは思ってましたが、ここまでとは！ある意味究極です！

味の方は、と聞いてみると

「無味」

というあまりにも斬新過ぎるのでは、と思わざるを得ない解答が待ち受けておりました。

結果的に母はシャキーンてな感じにピンピンしてました。むしろ指が激痛だそうです。

判明したこと：
・たべた人より見てる人が気持ち悪くなる
・指を切った場合、そのカケラをたべても治りません

以上です。
長文、失礼しました！