投稿レポート547
投稿No.547  投稿者/銀  2004/04/11

カレー … 夏常温4日目

あれはもう十数年前の、小学三年生の時の話。
大好きなカレーが3日続き、まだ後ちょっと残っているのを知っていた私は、ウキウキと夕飯を迎えた。
カレーはもう残り少なく、私と母の分しかなかったので、父には煮魚が置かれていたのを覚えています。
美味しそうに盛られたカレーから、一瞬、酸っぱい臭いが立ち上ったが、きっと、サラダのドレッシングの匂いだと思い、そのまま「いただきまーっす!」
パクっと一口。口内に広がるスッパくさいにおいと、舌をピリッとする感触に、一瞬ウッ!? と思ったけれど、そのまま飲み下した。
まだまだ、食べ物が痛むというのを知らなかった私。
ピリッとするのはカレーのせいだと思ったけれど、さすがに、この酸っぱいにおいは……と感じて、母に「このカレー、なんか変な味がするよ?」と訴えてみた。
「そう?」と気の無い返答で、母は普通にカレーを食べている。
気のせい? と思い、もう一口パクッ。
その瞬間、脳内に危険危険と本能の警告が鳴り響いた。
なんか違う、なんかおかしい、食べちゃダメと。
「お母さん、私このカレー食べたくない」と、再び直訴。
その瞬間、普通にカレーを食べていた母の顔に怒りが浮かび上がり、カレーまみれの口で「勿体無い事しないで食べちゃいなさい!!!」
子供にとって、母の怒りには絶対服従。
泣きながら全部食べました。。。

夜中の2時ごろ。
激しい腹痛で目が覚め、母を起こすも「トイレぐらい一人でいきなさい」と言われ、一人暗黒の中をトレイに向かって這って行き、
水のような下痢、止まる事の無い嘔吐。
吐いている先からまた腹痛で下痢。その下痢の臭いをかいでまた吐いて。
目の前真っ白、きっと顔面も真っ白だったでしょう。
洗面所に「おなかが痛くなったときに飲む、苦い不味い薬」が置いてあるのを知っていたので、それを適当な数だけ飲んで、その場に気絶するように寝た。

起きてきた母に発見され、とんでもないことになっているトイレと、
こぼれた正露丸を見て、現状を察知したらしいですが、起こされた私は熱こそあったものの、夜の症状は無く、そのまま学校は休み。家で寝てました。

教訓:母の大丈夫というセリフほど怪しい物は無く、こういう場合の母は強し

危険度レベルA
母への恨み度レベルA

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