投稿レポート517
投稿No.517  投稿者/VB-k  2004/02/11

一味とうがらし … 古い新しいは問題ではない

あれは一昨年の夏。
夏カゼでバテ気味だったので、あらゆる食品に一味をふりかけて
食った。
これでもかと言うくらい胃の中に収めた。
問題は次の日。
気だるい曇り空の下、私は仕事の打ち合わせのため、外を歩いていた。
どんよりと湿気がたちこめ、不愉快な蒸し暑さで、じっとしていても汗がにじむ。
そんな中、突然下腹部にズシーンとM8級の激痛到来。
ゲリばかりしてる私でも、こんな痛みはそう多くはない。
あれしきの一味ごときで腹痛を起こすとは、体調がよっぽど悪かったんだろうと、自分に言い聞かせる。
だが痛みは増すばかりで、だだっ広い工場地帯にトイレなんてあるわけは無く悶絶。
その上、道路際で野グソも叶わんため更に悶絶。
ベルトを緩めても、腹の中のモノは直腸を破裂させる勢いで降りてくる。
「いたたたたたたたたたたた!!!」
激痛で歩けなくなり、冷や汗がダラダラ。
何とかゆっくり歩いて目的地に到達、トイレが目の前に。
ゲリが漏れないようにゆっくりと駆け込む。
まるでマラソンの感動的ゴールシーンでよくやるスローモーション再生みたいだ。
頭の中でチャリオッツオブファイアーが流れる。
そんな感傷をよそに、ズボンを下げるのを急かすように直腸が痛む。
痛みをこらえてしゃがむかしゃがまないかの内に、
ぴしゃぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!どどどど〜〜〜〜〜ん!!
宇宙戦艦ヤマトに出てくる拡散波動砲のような、破壊的なゲリであった。
便所は天国、便器は神の玉座のように感じた。
ありがとう便所。
ふと下を見ると、ゲリしぶきが広範囲に飛散していた。
マナーのいい私は便器をトイレットペーパーで拭こうと、身をかがめたその時、
ポケットから何かが、ポロ・・・・サクッ!!
「あ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」がーん
ゲリ便の山に突き刺さって直立している携帯電話。
つまみ上げて、付着したゲリを拭いてる時、よりによって着信・・・・・
気持ち悪さをこらえ、「・・・・もしもし・・・・もしもし?・・・・もしも〜〜し!!」
よく見ると、受話の穴に黄褐色の物体が詰まっていた・・・・・
悪食の災難は食中毒だけではない事を、嫌と言うほど思い知らされた。

なお、携帯電話は買い換えたのだが、黄金携帯は今でも手元に残っている・・・・

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