投稿レポート330
投稿No.330  投稿者/VB-k  2002/12/01

生きたスルメイカ

初夏にイカが小樽港に入って来る。
港内を回遊しながら大きくなるのであるが、当然釣り人はこれを狙う。
釣りたてのイカ刺しは釣り人だけが味わえる至極の逸品。
私も例に漏れず、導かれるように誰もいない場所で釣り糸を垂れた。
餌は小魚(冷凍モノ)だったが、その場所の釣れる事と言ったら。
一晩で40パイという記録を打ち立て、友人と大喜び。
そこは水深が急に浅くなってる場所があり、きっとそこがイカにとって、
良い漁礁的なものになってるんだろうと思っていた。
釣り餌に鶏肉が良いと聞いたのは少し後になってから。
次の年、鶏肉を使ったら小魚より食いがいい。
しかし、その場所の浅くなってる部分が無くなっており、釣果はイマイチ。
ここで冷や汗が出てきた。
私は前年年末に、小樽港海底の一斉捜索が行われ、仏入り水没車が数台引き上げらた事を思い出した。
結論として、イカは水死体の腐肉を漁っており、それを私は食っていたのだ。
食物連鎖の最頂点に君臨できて嬉しい・・・・・
あのイカは本当にウマかったのだ・・・・
洞爺丸台風の後、漁獲されたイカの腹から髪の毛が出てきたという話もあるから、
イカがスカベンジャーなのは確実である。
イカを釣るなら車の沈んだ場所がポイントなので、皆もやってみるといい。

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