あれは確か小学校3、4年生の頃、母の実家の茨城に帰省した時だった。実家に着いた翌日、祖父がパチンコの景品のビスケットをおやつに出してくれた。 弟と従弟を騙し、総数二十枚ほどのうちの大半をせしめることに成功した僕は、十数枚のビスケットに舌鼓を打った。 食べている最中、ビスケットにしては少し歯応えがなくモロモロしていると思ったが、それ以上のことはその時には気にも留めなかった。
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