投稿レポート185
投稿No.185  投稿者/りな  2002/02/01

ピザ用チーズ … 賞味期限内

私は小さな時から賞味期限等をよく気にする子供でした。
主婦になってからは冷蔵庫を預かる身として、食べ物をきちんと管理しようと思い、冷蔵庫にはあまり物を詰めないよう努力しておりました。
(よく他人には「冷蔵庫スカスカだね」と言われます)


あれは結婚したばかりの日曜日のことでした。
夕食をお好み焼きにしようと思い、生地を作り、キャベツやイカ、コーンなど具をボールにほおりこんで混ぜていたところ、「冷蔵庫にチーズもあったな・・・」と思い出し、先月買った雪印(実名出してよろしいのでしょうか?)のピザ用チーズをロクに中身も見ないでどばどばとボールにあけて混ぜました。
ふと、チーズの袋の中を見ると何やらキレイな青色の斑点がちらほらと・・・
ちなみにこのチーズは賞味期限まであと3ヶ月以上あります。
確かに使いかけのチーズですが、冷蔵庫にしっかり保存してあったので、大丈夫と確信していました。
「ヤ、ヤバイ・・・」私は背筋が冷たくなりました。
子供の頃からカビとかそういう物がものすごい苦手なのです。
しかし、現実として夕ご飯はこれしかなく、おなかをすかせた主人も待っています。何より、食べ物を粗末にすることはできません。 (単にケチなだけなのですが)
テレビの前で笑っている主人を横目に、私は意を決してお好み焼きの生地の入っているボールに手を突っ込み、チーズをひとつひとつ取り出す作業をはじめました。
ピザ用チーズは小さな欠片です。しかも色がお好み焼きの生地そっくりです。しかも他にイカも入っています。それらしきものを取り出して、生地をぬぐうまでイカかチーズかもわかりません。
気の遠くなるような作業を始めて小1時間、これ以上作業してたら主人に怪しまれると思い、何食わぬ顔でお好み焼きを焼き始めました。「うまそうやなぁ」と言う主人はまるでこれから生贄にされるとも知らないあどけない子羊に見えます。
私は主人がお好み焼きを食べるのを見届けてから自分も食べ始めました。おいしそうに食べているのを見るていると「もしかしたら完璧にカビチーズを取り除けたのではないだろうか」と思い始めて、気持ち悪いとは思いながら2枚平らげました。
そのあと、例のチーズの証拠隠滅を図ろうと思い、改めてチーズの袋の中を見ると表側は一見カビとはわかりにくいけど裏がまっ青!
それをまじまじと見ていたら気持ち悪くなり、結局食べたお好み焼きはすべて人間ポンプの如く体外に・・・
そのあと、精神的なものかもしれませんが夜中にお腹が痛くなり、ほとんど寝つけませんでした。
主人はというと、ぴんぴんしていましたが。
その直後にあの雪印の事件(肉の方ではなく、牛乳の方です)
がおきました。しかも近所ということでもしかしたらあのチーズもいわくつきだったのではないかと未だに思ってしまう今日この頃です。

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