まだ食欲旺盛な学生の頃・・・私の祖母はとある山にあるゴルフ場で働いていました。
仕事の合間に取ったと、ビニールの買い物袋いっぱいにキノコを取ってきてくれました。
名前は忘れましたが度々祖母が取って来てくれるそのキノコは何度か口にしたことがあるいかにも安全そうな茶色い地味な見た目でした。
湯がいて大根おろしをかけたものをその日の晩にいただきました。
母と弟は体調が悪かったのかあまり手をつけませんでしたが、部活動で腹ぺこで疲れていた私にはあっさりとした味わいが食べやすく、パクパク食べていました。
その日の晩・・・尋常じゃない腹痛で目が覚めてトイレに駆け込みましたが、起き上がった瞬間に腹痛だけでなく喉元に何かせり上がってくるのを感じました。
便座に座った瞬間、下半身は壊れた蛇口状態になり止まらなくなってしまいましたが、ものすごい吐き気で今すぐ吐きそうです。
立ち上がって便器に吐きたいけれど下半身の勢いも収まらず・・・迷った挙げ句、便座に腰掛けたまま自分の膝の上にリバースしました。
後ほど、体温を計ったら40度近い熱がでていました。
毒キノコが混ざっていたのか、たまたま体調が悪かった為にあたってしまったのかは未だ不明です。
翌日、母と弟に顛末を話すと、
『やっぱり!だから食べなかったのだ。食べなくて良かった』と・・・。
色々な意味でつらい事件でした。