カレーパン … ２ヶ月もの

小学生の時分。百円が大金だった頃です。
なけなしの７０円を握りしめ、おやつを買いに行きました。
近所の小汚い商店です。
飲食店を営む両親がよく漏らしていました。
「アソコで食品は買うなよ？」
意味がよく分からないので、忘れておりました。
一個だけあったカレーパン。
お菓子よりは食いでがあるからと、買ってみました。
家に戻り、さっそく囓ってみると納豆の匂いがします。むっ？
遊びから帰ってきた妹に「食べる？これ納豆みたいだ」と一口渡したのですがあまり鼻のよくない妹は「わかんない」といいました。
当時の私にとって７０円は大金です。残さず食べましたとも！
でもずっと気になっていたので、うろ覚えの製造年月日を見てみました。その下に印字してあった賞味期限が目に飛び込んできます。
５月某日・・・あれ、いま７月半ばじゃなかったっけ？？
夜、帰宅した親に相談すると「なんで買い物したんだ！！」「下痢したか？」と騒がれましたが、特になんともありません。
コンビニなんかない時代です。
翌日元気に登校しましたが、妹は下痢と腹痛で寝込みました。
一口しか食べてないのに・・・。
あとから親戚の大学で働いていた人に「保健所に言え！」といわれましたが数ヶ月経過していたのと、袋は捨ててしまってないのでどうしようもありませんでした。
地元で長いとはいえ、ひからびた山芋とかを売っていることで苦情が出てきて、今はマシになったようです（スーパーみたいになった）
ちなみに引っ越して、買い物することは二度とないでしょう。
そういったこともあり、調理に目覚めました・・・共働きもありましたが。
ちなみにトラウマにはなっていません(^^ゞ
ただ、表面の油が酸化してダメなので、カレーパンは食べれません。