投稿レポート1426
投稿No.1426  投稿者/千本松  2009/10/01

特注タコ焼き … 出来立てホヤホヤ

なんやかんやあって彼女にフラれた千本松です
 
三日前です
 
三日前俺はカラオケに逝きました
 
 
カラカンです
 
夜中のフリータイムです
 
 
友達五人で割り振りは男子二人女子三人です
 
はてはて、あんなに楽しく(?)カラオケを楽しんでいたのにどこで道がねじまがったんでしょうか
 
まあ誰でもあるでしょう
 
飽き です
 
持ち曲が無くなり採点勝負に走ったりする延長線上でした
 
「腹減ったー」
 
「なんか頼もうー」
 
「カラオケの高いから外で食べたらー?」
 
「タコ焼き食いたい」
 
「タコ焼きは外じゃ食えん」 
「ガチャ ミルクティーになりまーす」
 
「あっ店員さん、注文いいすか?」
 
「はい、お伺いします」
 
「あのー、このタコ焼き一個・・・」
 
ここで俺は魔が刺してしまったんですね
 
「・・・・・・一個だけ大量のワサビ入れてもらえません・・・?」
 
誰にも聞かれぬようにヒソヒソと友達の歌でカモフラージュして悪の囁きを店員に頼むと
 
「あ・・・ロシアンルーレットみたいな感じですか?わかりました」
 
 
俺はメニューにないものを作らせる優越感と何も知らずにキャーキャー歌ってるこいつらを支配した感覚でニヤニヤしていました
 
 
「失礼しまーす」
 
きたきた
 
「おしゃ、これは俺のオゴリじゃけん、一人一個食うがよか」
 
「おっ太っ腹だねぇ、つかなんで博多弁なんだよ」
 
 
(さあ誰に当たる・・・)
 
パクッ
 
全員ほぼ同時にタコ焼きをパクり
 
「うんうまい」
 
「・・・・・・」
 
「あれ?お前どうしたん?」 
 
「・・・・・・・・・・・・」
 
「熱かったの?水飲みなよ」 
 
はい俺がヒットしました
 
ピストルの場合だったら死んでましたね
 
 
でもほんの少しの間、ピストルの方が楽だったかもって思いました
 
激痛 激痛! 激痛!!
 
この時俺は死ぬ程悔しかったので他の人間には仕込みの話はしませんでした
 
しかも、メニューに無い事やらせたせいか、中ほとんど生っつーね
 
ブヨブヨした表面の中にドロリとした生地と大量ワサビのコラボ
 
知ってる人はかなり千本松通ですが俺はワサビアレルギーです
 
もうプルトニウム食ってるに等しい感覚っすね
 
ところが俺は薬を持ち歩いていたんです
 
舌の上の応仁の乱はミルクティーで中和作業をしてアレルギーは薬で対応
 
一見事無きを得た感はありますが、ワサビの量に加え生タコ焼きの胃痛は為す術がありませんでした
 
「ねぇねぇ」
 
「な、なに・・・?」
 
「あれ歌ってー、Whats up peopleー」
 
そうなんです
ホルモンです
 
実は俺一昨年ホルモンコピバン日本一になったバンドのボーカルをやってまして・・・ ホルモン好きの女が歌えと言い始めたのですな 
「えっ今・・・?」
 
「ホールモンッ、ホールモンッ、ホールモンッ」
 
(こ、こいつらー・・・!?)
 
空気を読むというのは時に体の安全をも省みない行為に人を追い込むものです
 
 
「ミュージックスタート」
 
 
「ヒョー、ダイスケはーん」
 
「便利万歳便利万歳・・・」
 
 
「ホワッツアップハンザ!!」 
 
デス声により胃が揺れる
 
 
その時でしたっ
 
 
「文面止ん▽■◎◇ー!!!!」 
 
「VOOOOOぉぉおうぇあぉ!!!!」
 
 
デス声シャウトとともに口からゲロを発射
 
トイメンの女の娘に容赦なく降り注ぐ汚物の雨
 
 
その娘は硬直
 
俺は気絶
 
 
そこから記憶が消え、気付いたら友達の家でパンツ一丁で倒れてました
 
 
ロシアンタコ焼きの当たりにホルモンはゲロに繋がる事を勉強しました

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