あれは、自分が小学生の時。
学校にて、12時過ぎにいつもの給食の時間がやってきました。
その日のメニューには、キノコの味噌汁がありました。
キノコを口に運ぶ。
ガリッという食感。違和感。続けてやってくる疑問。
・・・何だコレは。
そのまま飲み込むのは躊躇われたので、キノコを口から出してみる。
それをよく見ると、茶色の細い「何か」が動いていました。
・・・まさか。いやしかし。これはどう見ても・・・。
芋虫でした。
学校の給食に虫。芋虫。
これがどんなに異常なことかは、まだ小学生の自分にも容易に理解出来ました。
その後は味噌汁以外のメニューを全て平らげました。
普段は嫌いな牛乳が、とても美味しく感じられました。