投稿レポート1138
投稿No.1138  投稿者/ニャン太郎  2007/03/05

味噌汁 … 不明(最低でも半年以上)

久しぶりに実家に帰った僕は、ろくに歓迎もされないまま何故か留守番を任されました。

昼を過ぎ、腹の虫も警告音を鳴らし始めていたのでキッチンへ。
母の気遣いなのか、ご飯は炊きたて。
永久に変わらぬ母の愛情を感じながら、おかずになる食材を探していると、キッチンの隅で異様なまでにオーラを発する鍋を発見。
蓋を開けるとそこには、一目で長い間放置されていたのが解る、禍々しい薄茶色の液体が……
一言で表すならば、そう……正にカオス(混沌)。
我が山田家(仮名)のアビス(深淵)に打捨てられたカルマ(業)の申し子とも言うべき彼は、僕に訴えかけてきます。

食べてくれ

と……
ちょうどその頃バイト先で、変食武勇伝なるものが流行ってましたので、ここはひとつ僕という人間の存在価値を上げるためにも食べてやろう、と思いました。
簡単に言うと、若気の至りです。

さぁ、戦いが始まりました。
さすがにそのまま飲むのは、ウォッカのストレート並にやばい気がしたので、ねこまんまにしてやりました。

レンゲで一口目を救い……もとい掬います。

パクリと

何かね……酸っぱい気がした。
長い間で熟成したのかな?

不味くはないけど、ご飯の旨味は殺してた。
……あれ?
なんか口の中が臭い!
靴の内側にあるペラペラしたヤツ(中敷き?)みたいな臭いがする!
悶える僕。
何故か喉も痛い。
米を台無しにした事に、お百姓さん達がキレたのでしょうか?
これに懲りた僕は、興味本位で危険を冒す事は絶対にやめようと心に誓いました。


母曰く、あの味噌汁は半年位前に父が母のために作ったが、あまりの不味さに封印されたまま、忘れさられていた物らしい。
なるほど、もしかしたら腐ったのが理由ではないのかもしれないな。

おぇ〜ランキングに投票!
投票数
※当サイトの注意点※ 決して真似しないで下さい。また、参考にもしないで下さい。このサイトを読んでも役に立つことはありません。暇つぶしにどうぞ。