もうかなり前、10年くらい前の話になります。
O-157がニュースに取り上げられ、世間一般に知れ渡ってるさなかのことでした。
当時中学生だった私は一人で祖父母の家へ。
久しぶりに孫の顔を見れたのが嬉しかったようで、祖父は回らないお寿司屋さんへ連れて行ってくれました。
ちょうどO-157が世間を騒がせている頃、しかも山の中の田舎の寿司屋です。
客は私たち二人だけ。
当時から貝類が好きだった私はアオヤギを真っ先に注文。
その後も赤貝、帆立等貝類を中心に頼み、祖父はビール飲みタバコを咥えながら店の主人と食中毒の騒ぎで大変だなぁ。という類の話をしてました。
祖父の車で帰宅後、(今考えたら祖父は四六時中酒飲んでたから、畑に行くときも祖母を隣に乗せて買い物するときも飲酒運転だったな・・・)もういい時間だったので即就寝。
しかし。。。寝れない。お泊りの興奮とかではなくて、気持ち悪い・・・
夜中にトイレでリバースした後は熱が出て、頭はクラクラするし身体がだるい。
朝になっても具合はよくならず、むしろ寝れなかったおかげで体調は最悪。
仕方なく母に「具合が悪いからやっぱり明日帰るよ。」と連絡することに。
家に電話してみる。出ない。留守電の音声に。
ピーという発信音の後に
「あ、俺。なんか具合悪くなったから、明日帰るよ。」
ガチャ。
ん・・・?ウチの電話に留守電なんかついてたか?
いや、なかったよな・・・
もういちど家に電話。すぐ母が出ました。
確認してみたところ、やはり留守電機能はない電話のようです。
つまり。
意識が朦朧としてたため家に電話をかけたつもりが見ず知らずの人の家に間違い電話をしてしまったようで。
しかも意味不明な伝言を残して。
やっぱり山間の町にある寿司屋は信用してはならない。
特に食中毒が流行している夏場には。
でも今でも貝類は好物です。