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| No.926 投稿者/緩慢ノロマ男爵 | 2005/10/17 |
七味唐辛子 … 開封後3ヶ月?
| 二年ほど前のことです。
実家で昼食の蕎麦を食べようとした時、事件は起こりました。
ひょうたんの形の容器に入った七味唐辛子を一振り、二振り、三振りしたところで、ひょうたんの口から紙切れのようなものが二、三枚パラリと舞い落ちました。
瞬間的に、七味の包装紙の切れ端が入っていたものと、都合の良い解釈をして心の安定を図ろうとしました。
ところが、器の中に着水した紙切れ達は着水と同時に、何と半径2〜3cmの円運動を描き始め、かつ、美しい波紋を広げ始めたではありませんか!
紙切れの正体は小さな蛾で、狭いひょうたん中から念願の外界へと飛び出した直後、熱々の蕎麦つゆの中に突入し、あっけない最後を迎えてしまったのでした。
それ以降、七味を使うときは極度の緊張を強いられる体となってしまったのは言うまでもありません。
問題の七味は、両親が飛騨○山の朝市にて買い求めたものだそうで、ひょうたんの口もきっちり詮をしていたということから、購入時には既に蛾の卵が混入していたのでは、という結論に達しました。
因みに、蛾の鱗紛入り蕎麦は、母親の『このくらい大丈夫』という第三者的発言により、無理やり食べさせられることになりましたが、体調に変調を来たすことはありませんでした。
ひょうたんから駒ならぬ、ひょうたんから蛾(ノシメマダラメイガ)ということで、いつ何時も油断をしたらいけないことを再認識させられた次第です。
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