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| No.766 投稿者/F崎 | 2005/01/08 |
鹿肉 … 当日
| あれは私が東京の広告代理店にいた頃、クライアントに「高級輸入食材」を通信販売しているところがありました。
そこで我々下っ端は上からの命令で(おつきあいで)何か買わされることになってしまったのです。
季節は真夏。自分たちが作ったカタログを見ながら「何にしよう」とあれこれ考えていました。そして決まったのは「食用に特別飼育された鹿肉。わさび醤油で食べると野性味溢れた味わいの逸品」にしました。
数日後、到着した鹿肉を仲間と半分こして家に到着。さっそくビールと鹿肉(生)で食べることにしました。
むむっ、これは柔らかい、臭みもなく美味。しかし10分位経った頃、なにか生臭さが・・・・、
ちょっと気になったのですが完食、テレビ見て12時頃就寝。
そして真夜中、「んっ?」腹にかすかな痛みが。それで目が覚めました。
「???痛い・・・腹が・・・痛い」と思った瞬間、来ました。激しい痛みと吐き気が!
速攻でトイレに駆け込むと水のような下痢、そして嘔吐、全身脂汗でぐっしょり。
叫びましたよトイレの中で。
遠のく意識と必死で戦いながら。
結局延々2時間、激痛と下痢と嘔吐を繰り返しました。
すると突然すーっと痛みが引いていくではありませんか。
身体も汗が止まり、吐き気もなくなりました。
「あれはいったい何だったんだ・・・」と思いながらいつしか深い眠りに落ちていったのでした。
死ななくてよかった。
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