16:07
府中駅付近。
ここまで6時間半かかって28キロ歩いた。
足が重くてつらいが、八王子を目指してひたすら歩く。
16:22
分倍河原駅付近
夕方になり、涼しくなってきた。
16:33
府中市西府町付近。
歩道が狭い上に、ブロック塀が多い。マップの記載通りだ。危ないな。
新宿からここまでは、普段利用している京王線と平行しているので、ある程度の土地勘があるが、ここ以降はまったく未知の領域だ。足の疲れも手伝って不安は大きくなる。
16:43
西府町の公園で2回目の休憩。
この公園は甲州街道からは見えないところにあるので、地図が無いと見つけるのは困難。
17:33
立川市に入る。
この先を左に曲がれば日野橋。多摩川を渡る。
17:42
日野橋を渡る。
風が気持ち良い。
って満喫している場合でない!
《震災時は?》
震災時は、橋が崩壊しているかもしれない。
その場合は、別の橋に迂回しなければならないが、迂回するには数キロ余計に歩くことになり、負担が大きい。できるだけ事前に情報を収集したいものだ。ラジオを聞くか、帰宅支援ステーションで情報収集することになるだろう。
18:06
日野駅
薄暗くなってきた。
18:50
八王子まであと4キロの標識。
もう真っ暗。体力の限界が近づいている。
本来の目的である、「帰宅ルート確認」を忘れ、ただただ自宅を目指して歩くことしか考えられない。
19:21
大和田橋通過!
写真がおもいっきり手ブレしているが、丁寧に撮りなおす気力無し。
19:33
八王子駅前に到着!!!
自宅までもう少し。
写真がブレまくってますが、八王子駅前のSOGOが映ってます。
足が限界にきているので、赤信号で止まる度に、座れることろを探して座る。
20:04
ひらT自宅に到着!!!
勤務先から自宅までの45キロを、徒歩で、10時間36分かかって到着。
自分で自分を褒めてあげたい。
※下記内容は、2005年当時の状況です。「災害用伝言ダイヤル」の利用方法についてはこちらを確認してください。
NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)
NTT西日本 災害用伝言ダイヤルインターネット情報
帰宅訓練途中で、「災害用伝言ダイヤル」を使ってみた。
公衆電話で10円を投入し、音声ダイヤルに従ってメッセージを登録しようとしたが
ここで問題発生。10円で30秒くらいしか通話できない。録音している途中に
通話が切れてしまった。後で調べて分かったが、被災地の自宅電話番号の末尾3桁
から自動判別して全国約50ヶ所に配置した伝言蓄積装置に接続しているので、
どこの地域に接続しているか分からないけど、とにかく遠いところに接続したようだ。
震災になった場合、被災地では公衆電話が無料になることもあるようだが、
そうでない場合は、10円、100円のコインがたくさん必要だな。
停電していたら、テレフォンカードも使えなくなるし。
ちなみに、せっかく災害用伝言ダイヤルでメッセージを登録したのにもかかわらず、
自宅にいたヨメがメッセージを再生しようとしても「登録されていない」となってしまった。
後で調べた結果、体験利用の場合は、伝言保存期間が1時間しかない事が判明した。
ひらTが録音してからヨメが再生するまで1時間以上経過していました。
今回の訓練で身にしみて分かった事
・1日で40キロ以上もある道のりを歩いて帰るのは絶対無理・危険。
進めるのは1日20キロ程度。2日以上の余裕ある日程で帰宅する。
・非常持出品はしっかりと準備すること。特に、救急用品が無いと最悪動けなくなってしまう。
・災害用伝言ダイヤルを使うため、コインは多めに用意しておく。
・水は全部飲み干す前に補給すること。特に夏は要注意。
おしまいです。