もうひとつの
激痛物語
第25話


◎いちにのさん

7月14日は木曜日でした。
9時から始まった手術も午前中には終了。
ストレッチャーから自分のベットへ戻されたその時。
看護士1人、看護婦2名でシーツのまま私をベット側へ降ろしたその時。
その激痛は来たのです。
本来なら麻酔が切れても、あの辛かった痛みも抜け、
ほっとしている時なのに。
看護婦1人は私の頭側を。
もう1人は私を跨ぐ格好で足側を、
看護士は脇からシーツを持って、
いち
にの
さん
で、ヨイショ
とベットへ移したその瞬間、、、、、、。
ぎゃあー

痛痛痛痛痛痛痛、、、、、、、、、、、、。


その痛みは、痛いを通り越して、
ギリギリギリを通り越して、
何と表現したら良いのか。
腰にボルトを打ち込まれたような、
今までに経験の無い超激痛でした。

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