もうひとつの
激痛物語
第9話


◎勧められた手術

私の場合は、
取りあえず牽引治療を開始しましたが、その程度では誰の看護もなく
一人寂しく、不安を抱えたままの気持ちで牽引治療を続けていました。
約一月ほど牽引を続けましたが、
このまま牽引治療だけでは治らないと診断され、手術を勧められました。
そうなると、看護婦さんだけの看護では手におえず、
かと言って、青森で看護をしてくれる人も居ず、
やむなく、一時帰郷して、
地元のヘルニアの治療に高名な病院の世話になることになりました。
その病院の婦長さんと私の母親が知り合いだったこともあったからです。
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