激痛ヘルニア物語 Part2

第2話

激痛
(激痛度レベル いきなりA)

足を少しでも動かすと、たとえようの無い激痛が足の神経を刺激していた。
忘れもしなし、7年前に味わった、あの激痛。
頭の中を、あの闘病生活がよぎる。
信じたく無い。

しばし、硬直の後、これはじっとしていればすぐにでも治るんではないかと
これまた、勝手に自分に言い聞かせた。
桃鉄をやりながら、自分に言い聞かせ続けて(気のせいだと・・・)
しかし、痛みの引く気配は無い。
一緒に桃鉄をやっている人になんて言おうか。
ここで桃鉄を中断すべきか。
しかし・・・桃鉄は面白い・・・
が,悩むまでも無く、すぐに限界点を突破していた。


そして、心の中の言葉が止まらなかった。

痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い

痛いーーーーーー!!!!


あまりの痛みに、耐え切れなくなっていた自分。
その場にうずくまり、身動きが取れない自分。
言葉にならない痛みが、脳天を直撃する。
どう抗おうと、この痛みが、この時点で消え去ることは無かった。


驪前 黎次 戀戻る