激痛ヘルニア物語
第51話

最悪の検査 マジックと不安
(不安度レベル最悪)

検査室に入るとうつ伏せの状態で寝かせられました。
まぁ当然か。
背中から注射を打たれるのだからしょうがないと思っても
待っている時間はいやなものです。
うつ伏せで待っていると先生がやってきました。
なにやらマジックのような物を持っているではないですか。
なんに使うのだろう?
と考えていたらおもむろに背中に印を付けています。
私は右側のヘルニアだったので、右側に印を付けるのは分かります。
なんで、なんで!!
左側にも印を書いているんだ!
まさか左右に注射するんじゃないだろうな。
不安が押し寄せてきました。

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