激痛ヘルニア物語
第52話

最悪の検査 麻酔と造影剤
(激痛度レベルB+)

マジックで印を付けた右側の場所から麻酔がうたれました。
たかが麻酔されど麻酔、痛いです。
麻酔をうつための麻酔があると、どれだけうれしいことか・・・
でもそんなもの無いので我慢するだけです。
麻酔をする訳ですから
これから行われる検査が痛い事を安易に示しているのがさらに不安を募ります。
麻酔が効いてくると徐々に皮膚の感覚がにぶくなってくるのですが
頃合いを見計らったように今度は造影剤が入れられました。
さすがに、麻酔が利いているのでしょう、それ程痛いわけではありません。
もしくは、痛い検査ばかり行ったことで、痛みが麻痺してしまったのでしょうか。
そんな訳がありませんでした。
ここまでだったのです。
我慢のできる痛みは・・・

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