激痛ヘルニア物語
第131話

バルーン除去後 尿意
(激痛度レベルB)

バルーンを除去して数時間が過ぎた時、尿意をもよおした。
バルーンを外して初めてのおしっこであり
おしっこをすれば、残尿感もなくなり、すっきりするだろう。
ベットの脇に掛けてある尿瓶を手に取り
ベットの中に入れ準備を整えた。
寝ながらのおしっこは、普通難しいものだが、
自分は、慣れていた為、苦にもならず出来るはずだ。
そう思っていた。
さて、するか。
チロ。
うっ!
ズキ。



いっ、
痛てーーーーーーーーーー!!

痛い。
痛いぞ。
おしっこが出ない。
いや、出ないんではない、出せない。
あまりの痛さの為、おしっこが出来ない。
いや、もう一回チャレンジだ。
チロ。
ズキ。
やはり痛い。
それも尋常でない痛さ。
あまりの苦痛の為、顔が歪む。
しかし、我慢だ。我慢するんだ。
我慢が出来なければ、あの恐怖のバルーン挿入が待っているぞ。

我慢するんだ!!

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