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2002/11/03 天板加工1日目
仕事が忙しいという理由で作業をサボっていたら、いつの間にか約束の12月まであと1ヶ月も無いっ!!
脚の加工もまだまだ気になる所はあるけど、そろそろ天板の加工に手をつけないとマズイ。
最近、仕事でも趣味でも納期に追われている気がする。仕事のほうはともかく、ちゃ〜び〜の方は楽しいからいいんだけど。でも時間がな〜い!

ちょっと前からコルク仕上げについて考えていた。コルクを貼るというアイデアは良いと思うのだが、どうもコルクの端っこがむきだしなのが気に入らない。そこで今回は縁取りを試してみることにした。
まず、新宿の東急ハンズに行って細いチークの板を買った。

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写真で見ると手前に写っている太めのを3本買ってきたんですが、いざ加工しようと思ったら予想外に太い。
「なんだもっと細いので十分だったのか。」仕方ないのでノコギリで半分に切りました。写真の上に細いのが4本写っていると思いますが、それが切った後のものです。

天板は以前から寝かせてあったパイン集成材の板を使用します。
まず27.5cm×55cmの大きさのものを2枚作ります。


マスクは防塵用のものです。別に風邪をひいているのではないです。


「なんで円じゃないの?」って思った方、安心してください。円モデルも作ります。
でも円だと縁取りが難しいので、最悪はコルクの縁がむき出しになりそうです。

正八角形にしようと思ったのですが、ここで難問が発生しました。
「半径55cmの円に外接する正八角形の1辺の長さを求めよ。」

どこで板を切れば良いのかわかりません。しまった、真面目に数学を勉強しとけば良かった。
数学の得意なひらTに助けを求めて、なるほどと納得する方法を教えてもらい鉛筆で板に線を引くと・・・。
「あれ?なんか小さいような・・・。」

一瞬で疑問は解決しました。ひらTが教えてくれたのは半径55cmの円に内接する正八角形の求め方だったのです。外接って言ったのに〜、だめだこりゃ。
結局は正八角形を部分的に見ると正三角形になっていることを利用し、三角関数(三角形の一番長い辺の長さの2乗は、他の辺の長さを2乗したものに等しい)でパターンを変えて計算しました。

細かい説明は省略しますが、大まかに言うと次のような感じで求めました。
1辺の長さを22cmだと仮定すると、板の大きさは55cmなので残りは33cm。正三角形は各隅にあるので、この場合は2で割ったものが短い方の辺の長さ。 これをもとに長いほうの辺(xの2乗)の値は544.5です。値を比較するために22cmも2乗すると484です。この2つの値の差がなるべく小さなものを探しました。

22cmと仮定した場合:544.5 : 484
23cmと仮定した場合:512 : 529 ←これが一番近い。
24cmと仮定した場合:480.5 : 576

で結局、23cmよりは少し短い値であることまではわかりました。たぶん、22.8〜22.9ぐらいかな?数学の試験では不正解ですが木工をやる分にはこれで十分です。
でも、数学をちゃんとやっとけば何時間も時間を無駄にしなくて済んだことは確かです。下が加工後。

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次に縁の一部を木工ボンドで接着します。木工ボンドで大切なことがあります。それはしっかりくっつくまで材料どうしを密着させた状態を維持するということです。
重いものを載せておいたりしても良いのですが、ちゃんと密着させるためにハタガネとかクランプと呼ぶ道具を使います。

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この状態でしばらく待ちます。ですので今日の作業はここまで。


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実は脚の加工もチマチマやってまして、現在こんな感じになってます。



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