ハーイ、エブリバディ今年の夏はどうだった俺みたいにバリッと決めたかい！
さあ、バリッと決まったあなたも、なよっとだれたあなたも、みんなまとめて
ドンタコス通信がお相手しちゃいます。
では今日も景気よく、レッツゴー！！

水曜

仕事帰りにコンビニで牛乳を買った時の事です。Ｎ村がレジへ向かうと、ちょっ
と東南アジア入った女性がコンビニに入ってきて、商品棚からガムをさっと取
るとＮ村の目の前に、割り込むように入りました。
Ｎ村はまあいいかと思って、その女性が会計を済ますのを待っていました。
その人はポケットから硬貨を一枚取り出して、カウンターの上に置きました。
その硬貨は５００円ぐらいの大きさでしたが、中心が金色で周囲が銀色をして
いました。
一瞬、女性と店員は目を合せたまま固まっていました。
その女性は素早く硬貨をしまうと、すぐにお金を取ってきますと言ってコンビ
ニを出ていきました。

木曜

Ｎ村が仕事を終えて会社から駅へと向かっていました。てくてく歩いていると
前方からジョギングしている男性がＮ村の方へ向かってきました。
Ｎ村はこの暑いのに御苦労なこったいと思いました。
近づいてくる男性はなぜか上半身裸でした。しかも、きれいな小麦色に日焼け
していたのです。さらに、日焼けした顔から白い歯が見えているのが、とって
も不気味でした。

金曜

またもや、会社から駅へと向かう途中のことです。今度は後ろから誰かが走っ
てきている足音が聞こえてきました。まあ電車に乗るために走っているのだろ
うと思いましたが、ひょっとしたら昨日の上半身裸男かも。
しかし、振り向いて確かめることはできませんでした。なぜなら、Ｎ村の頭の
中には、白い歯をのぞかせながら走っている不気味な顔がこびりついていたか
らです。もし、その現物をみる事になるかと思うと背筋がゾゾゾッとしてきま
した。
そこでＮ村はそのまま、相手が抜き去るのをじっと待っていました。
後ろから走ってきた人物は上半身裸ではなくて、ジャージにＴシャツ、そして
なぜかサンダルというカッコでした。
しかも、なぜか駅とは違う方向へと走っていきました。彼はあのカッコでいっ
たいどこへ行こうとしていたのだろう。

金曜その２

駅を下りて自宅に向かって歩いていると、なぜか時々、空が光っていました。
まるで雷のような感じなのですが、不思議な事に音が全然聞こえてきません。
それに、雲が光を受けるのは見えるのですが、雷自体は一つも見えません。
近くで雨が降っているようにも感じられなかったし、あれはいったい何だった
のであろう。

土曜

Ｎ村は通常ならば休みであるのに会社へ向かって電車に乗っていました。
その電車の中でカッコイイ人を見ました。顔は見ていないのですが、その人の
着ているＴシャツの背中にはこうプリントされていました。
「男で生きたい
　男になりたい
　男で死にたい」
う〜ん、カッコエエ〜。

日曜

ようやくの休みに家で雑用をしていると電話がかかってきました。
「はい、Ｎ村です。」
「健次郎さんいますか。」
「いえ、いませんけど。」
「あぁ、Ｎ村さんですね。」
ガチャ、ツーツーツー。
実は２週間ぐらい前に「健次郎」宛てに電話が連続してかかってきた事があっ
たのです。どうやら、またその人からかかってきたらしくて、最後の一言は
「あぁ、またあんたか、じゃあいいや。」という風に聞こえました。

月曜

残念ながら、月曜にが変わった事は起こらなかったので、連続怪体験記録は
途絶えてしまいました。

期限切れ

賞味期限が切れた食品を大量に頂きました。中には２年以上も経過したもの
もあります。
なぜにＮ村の元にそんな物が回ってきたのかと言うと、どうやら、Ｎ村が怪
しげな食品を求めているという情報がどこかで歪曲して、Ｎ村が賞味期限の
切れた食品を食べたがっているとなったようです。
Ｎ村が欲しいのは珍しい食べ物であって、決して賞味期限が切れた食べ物で
はありません。まぁ、賞味期限が切れた食べ物も珍しいと言えば珍しいのだ
が。
でも、やっぱり賞味期限が切れてない珍しい食べ物がいいです。

お知らせ

工芸部からのお知らせです。
９月４・５日の２日間、川崎アートマーケットに出店します。
露天商は何度かやった事はありますが、合法的なフリーマーケットは初めて
に近いので、ドキドキしています。
初めてに近いというのは、人の手伝いを兼ねて出店したことが一回あるので
す。しかし、今度は誘われてではなくて、自主的にであるというのが大きな
違いです。
問題は仕事が忙しくて準備している時間がほとんどないことです。来週１週
間休んだら殺されるかな。

てなわけで、ドンタコス通信はこれにておしまい。
来週は川崎アートマーケットの準備の為、ドンタコス通信はお休みします。
では、また。