ドンタコス通信990810

おおっ、久しぶりの小田急相模原怪しげ図鑑だ。なんだか昔の友達にバッタ
リ出会ったみたいで懐かしいぞ。
Ｎ村が近所のスーパー三和に晩御飯の食材を買い出しに行った時の話しです。
三和へ行く途中、一見、普通の白い自動車が路上駐車してありました。
それだけであれば、どうってことはないのですが、その車の後ろのナンバー
プレートに何やら黄色いシールが貼ってあったのです。新しい駐車違反の目
印か、近所の住民が天誅とばかりに貼ったのだろうと思いました。Ｎ村もザ
マアミロと思いました。
そのシールを良く見ると、ゴミの日以外にゴミを出すとゴミ袋に貼られる「
ゴミ出しのルールは守ろう」という注意のシールだったのです。
実は車が停めてあるのはゴミ捨て場の目の前だった。
しかし、車をゴミ捨て場に捨てるなんて、とんでもない野郎も居たもんだ。
しかも、まだキレイな車なのに。

ようやく、晩御飯を自分の家で食べるだけの時間がとれるようになったので、
いろんな人から貰った珍しい食べ物を実験できます。
今回は熊カレーです。
熊カレーは平Ｔさんの北海道土産で、１缶１０００円もするという、Ｎ村に
はもったいないぐらいの食べ物です。内容量は４２５ｇでおそらく２食分で
す。
缶を開けてまず見た目が普通なので、一安心します。なにせ、最近見た目か
らして危険な様相を呈しているものが多かったからな。
温めているとちょいと水分が足りないようなので、水を足してあげました。
熊をイメージしたカレーだからかどうかは知りませんが、なんだかルーの色
が濃くて、コゲ茶色をしています。
さあ、十分に温まったところで試食です。
うまい！！なんじゃこりゃ、滅茶苦茶ウマイぞ。熊の肉がどうこう言うまえ
に、カレーがウマイ。こんなにおいしくていいのか、昆布カレー・タコライ
スも結構いい味だったが、熊カレーはそいつらの上をいくぞ。
そして、辛い。これぞカレーの辛さだ、やっぱカレーはこうでなくっちゃ。
いやー、このおいしさを伝えることができなくて、本当に残念です。

続けて、怪しい食材のお土産です。
しっまＰさんから、頂いた沖縄土産「山羊汁」です。
これは、レトルトパックになっていて、そのままお湯で温めるか、鍋にあけ
てから温めるタイプとなっています。Ｎ村は一度、鍋にあけてから温める事
にしました。
封を開けると、真っ白く固まった動物性の油脂がレトルトパックの内側にひっ
ついていました。見ていて気持ちいいものではないので、気にしないように
して、中身を鍋にあけました。
あけてビックリ、肉しか入ってないぞ。まあ、もちろん油は入っているが、
野菜は入ってないんかい。原材料を見るとシンプルに「山羊肉、食塩、香辛
料、調味料」と書いてありました。うーん、確かにウソは書いてないな。
それと、やたらと山羊の肉が臭い。いかにも、肉って感じの匂いが鼻を刺激
してくれます。
しかも、肉がまだ赤いぞ、山羊の肉って煮込んでも赤いもんだっけ。それと
も、半生でも食べれるものなのか。まあ、いいや煮込んでやれ。
よく見たら肉には骨がついているし、なんだか皮のように見えるものまで入っ
ているぞ。まあ、内臓とか目玉が入っていないから良しとしておこう。
ぐつぐつしてやると、なんだかいい香りがしてきました。
温めていると、なんと鍋にアクが浮いてきたのです。普通、レトルトでアク
がでるなんて考えられません。レトルトというと、調理済みのアクを取り終
わった食品に保存料やら酸化防止剤、香料・調味料・着色料など化学調味料
のオンパレードが入っていて、アクが出るなんてことはないのです。さすが
長寿の国、沖縄だけあるぞ、アクは出しても危険な化学調味料は使わないん
だ。
温めている間に汁を味見してみました。うまい、これまたうまいぞ。
このダシ汁に野菜をいっぱい入れて、土鍋で温めたら・・・。うーん想像す
るだけでよだれが。
なんだか野菜を入れたくなってきたので、入れる野菜を考えます。
しまった、うちには野菜が全然ないぞ、山羊の肉だけで食べるのは、なんか
いやだし。かといって野菜はレタスと冷凍のミックスベジタブルと煮こんだ
カボチャしかないしな。
残りは、豆腐とゆで卵しかないぞ。いいや、豆腐と卵を入れちまえ。
さて、前置きが長くなりましたが、ようやく山羊汁を食べられます。
山羊の肉に歯ごたえがあって、なかなか、いいぞ。豚の角煮の味を薄くした
ような感じです。
こいつも、当たりかと思ってパクパク食べていたのですが、途中からなんだ
か変な感じがしてきました。胃がムカムカと拒絶反応を示してきました。Ｎ
村の胃はあんまり文句は言わない方なのですが「おい、こらテメー、けった
いモン食わせんじゃねーよ」と苦情を言ってきました。
どうやら、原因は脂のようです。やっぱり、野菜を入れなかったのが失敗だっ
たか。その後、苦労して全部胃に流し込みました。