『爆痛みか物語』
第64爆章
これぞ激痛病棟
激痛レベル
★★★★★
筋肉注射の鎮痛剤。
果たして、その効果は…
20分くらいで楽になるという看護婦さんの言葉だった。
なのに…
どうして…
こんなに痛いの?
痛い〜
痛い〜
痛い〜
悲しい〜
悲しい〜
悲しい〜
寝たい〜
寝たい〜
寝たい〜
何をどうやったって、激痛は変わらず。
もうちょっとしたら効いてくるはず!
そう信じて待ってても、ひたすらの激痛だぁ〜
ナースコールを押すまでには、何度もためらいがある。
忙しい看護婦さんを呼ぶわけだから、究極まで我慢をしてはみた。
1時間。
これを過ぎても変わらなかったら、ナースコールしようと自分の中で決めた。
どんなに待っても、痛みの緩和はない。
そして、ナースコール。
「どうしました?」
…と普通なら聞いてくるが、看護婦さんも察するわけで〜
「だめみたい?」
うん…
痛み変わらないってより、ひどくなってる。
「さっきの薬は、かなり強いんだけどね。もう30分だけ我慢して!そしたら次の薬使うから。」
わかった
この30分の長い事。
カップラーメンができるのだけ待つ3分が長いのと同じだ。
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