『爆痛みか物語』
第62爆章

真夜中の戦い
激痛レベル
★★★★★

ドキドキ

ドキドキ

ドキドキ



痛みがじわじわと始まると、なぜドキドキするのだろう。
死ぬほどの病気ではないけれど、


やはり怖い。


いつナースコールを押そうか…
ひょっとしたら、治まるかも…
そんな期待は儚く崩れ去り、痛みはどんどん増していき〜
入院初日の痛みと同じ、それ以上だったかもしれない。
耐え兼ねて、ナースコールを押した。
「どうしました?」


痛い…


苦しむみかを見て、看護婦さんも慌てた。
「すぐ痛み止め打つね!」


うん…


まずは、点滴に痛み止めを入れた。
全く効果なし。
更に、痛みが波もなく襲ってきて、ベットの上でもがいた。
信じらんない…
何で、また痛いのよぉ〜
脂汗。
泣きたいわけでもないのに涙。
タオルで汗を拭きながら…

ぐぉぉぉぉぉ〜

って叫びたい気分。
30分くらいしても、激痛は変わらず…
またナースコールを押した。
「どうしました?」
全然、痛みが治まらない。
「まだ、さっきの痛み止めして時間が経ってないから、次ができないの。」
…と言いつつ、みかの姿を見て看護婦さんは消えた。

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