あれは確か、僕が小学2年生の時。
当時仲の良かったてっちゃんと毎日のように彼の家であそんでました。
てっちゃんは、よく「強い子のミ○(粉)」を自分で淹れて飲ませてくれました。
僕は、その大人びた仕草に憧れ母親にねだって「森○ココア(粉)」を
買ってもらい、自分で淹れて悦に浸っていました。
で、たまたま僕の家でてっちゃんと遊んでいる時。
この時とばかりに「ココア淹れたるわ」と僕。
二人で仲良く飲んでいると、妙な感じが・・・。
てっちゃん:「なんかはいってるで」←層になるほど多量
僕:「クランチと思うで」」←層になるほど多量(くどい!)
てっちゃん:「おいしいな!」」(プチプチたべながら)
で、その後(てっちゃんが帰ってから)ココアの瓶を確認したら乾燥した粉虫?(茶色で2mm程の虫の死体が無数に湧いていました。
体に異常はありませんでした。
それどころか乾燥していたためか無味無臭で甘いココアと相性もよく
先述の通りクランチ入りって感じでした。(たまに飲みたくなる)
ココアは瓶ごとすてましたが、当然てっちゃんには内緒です。
ある日「ココアでも飲まない?」と、母がホットココアを作ってくれました。
私は喜んで飲んだのですが、ココアの中にいくつかの小さなかたまりがありました。
なんだろうと思い噛んでみると、プチッとつぶれて香ばしいのです。
「このココアってナッツ入りだっけ?」と思いながらおいしく飲み干しました。
それから一週間ほど経ったころ、ココアの袋をのぞいた母が大騒ぎしています。なんと中でウゾウゾとウジ虫がわいていたのです!
そうです。あの、ナッツのように香ばしいプチッとした食感のものは、ハエの卵だったのです!!
あの食感・・。おぞましい結末。忘れたくても忘れられません・・。
用事があり、田舎の実家に帰省していた一人暮らしの私。実家から車で片道1時間半以上かかる自分のアパートに寄ってから会社に出勤する為、朝5時半に実家を出ました。
まだ眠い目を擦る私に、途中で食べなさいと焼きタラコのおにぎりと、眠気さましのユンケルを持たせて見送ってくれた優しい母…。
それから1時間程走ってから、お腹が空いたので母が作ってくれたおにぎりを食べました。
が、何かおかしい…口の中に何とも言いがたい痺れるような感覚がありました。気のせいだと自分に言い聞かせ、それをユンケルで流し込みました。
が、何故かユンケルも痺れる…。食べ合わせが悪いのかな?などと疑念を抱きつつそれから数分後…急に胃がムカムカと吐き気をもよおし、運転もままならない状態に!
今すぐ車を停めて吐きたいけれど、朝の通勤時間と重なりどんどん車は増えるし、その当時は20代始めのうら若い女子だったので、車が通り過ぎる横でゲロを吐くなんて!!と心の中で葛藤しました。
が、ゲロは待ってくれず、
もう限界!
とドアを開けたと同時に、消化しかかったおにぎりと、ユンケル+酸っぱい胃液が大量に口から流れ出しました…。もう、苦しいやら恥ずかしいやら…。それからアパートまで同じようにもよおしては吐くを5〜6回繰り替えし、涙と鼻水と胃液でぐちゃぐちゃの私はその苦しさから、もはや羞恥心など無くなっていました。
結局アパートに着いたのは10時過ぎで、会社には行けるはずもなく、脱水症状で力の抜けた私が母に電話すると、
『あ〜、昨日のうちから忘れないようにおにぎりを作ったんだけど、冷蔵庫に入れるの忘れちゃってねえ〜。あと、ユンケルまだ大丈夫だったでしょ?』
という答えが…。
なんとユンケルは賞味期限が切れていて、それと初秋とはいえ丸1日台所に出しっ放しだったおにぎりを、何も言わず可愛い娘に持たす母を初めて私は憎いと思いました…!
小学3年の頃…従姉妹と二人でじいちゃんの家に預けられた時。
ばあちゃんは出掛けており、家にはあたし、従姉妹、じいちゃんの三人だけ。
じいちゃんは普段、お茶すら自分でいれる事がないのですが、
久しぶりに会った孫の為にと考えたのでしょう。
台所を漁って錆びた缶のココアを発見…
お湯を沸かしてそれを作ってくれたのです…が…
どうみてもなにか白いツブツブが浮いている!
優しく気の弱い従姉妹は全て飲み干しましたが、あたしはパス…
その後従姉妹が病院に行くハメになったのはいうまでもありません。
ちなみにツブツブの正体が虫だった事を彼女は未だに知りません(笑