激痛病棟
(体験談)


第11話 MRI

激痛レベル A
やっと、行動範囲がちょっと広がったのは、
歩行器ガラポンおかげ。
腎臓ちゃんも少しづつおとなしくなっているみたい。
後は足の痛みだ。
T先生、整形外科の先生(週1回他病院よりこられるのです)に見せたいといってきた。
早速、診察してもらう事に・・・
結果は
シップでOK! 軽度の筋肉痛との事。
安心したぜ!Baby!
だけど、日を王ごとに悪化、足先を床につけるたびに起こる激痛
T先生「足のMRIをとってみようと思うんだけど」
MRIお初〜!!
ガラポンお供でMRI室へ出発。
動かないように足の周りを固定される。
ちょっと緊張。
ガーガーガー
う うるさい!
カタカタカタ ガーガーガー
30分ほどで終了。
整形外科の先生のもとへ。T先生も同席している。
「ゆかっちさん、実はひざとふくらはぎの間、神経のすぐ近くに、うみのようなものがたまってて、それが激痛の原因ですね」
MRIを見ると白い物体がドーンと写っていた。
筋肉痛って言ったじゃないか?
「普通は切開して出すんだけど、神経に近すぎてできればやりたくないむずかしい場所なんだよね。どうする?」
どうするって?
T先生を見た。
いつもと違って、ちょっと険しい顔だ。
T「当分、抗生物質で様子をみようか。今はムリをさせたくないから。」
私も了承。 
神経がちょっとでも傷ついて、足がマヒするよりかはましかと・・・
でも、この痛みとおさらばできたのは、2ヵ月後のことでした。



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