激痛病棟
(体験談)


第3話 その3 とうとう病院へ

どんなに立とうと踏んばっても、痛みでどうする事もできないのです。
こんな時って、色んな事を思いつくものです。
はずかしいけれどパジャマのズボンを脱いで、近くの洋ダンスのフックに
ズボンを引っ掛けて、それを引っ張りながら何とかたてました。
でもなにせ、痛みが半端じゃない。
トイレ半ばでぶざまにこけました・・・・イタ〜イ!!
そこへ母登場。
「何ねっころがてるの?  しっかりせんね!」
  (ふつう、大丈夫?ってきかないの)
「ほら、病院に行くよ」
うっ うごけない  痛いのよ〜〜〜〜〜っ!
母は救急車を呼んでくれました、
お初です。 もっとじっくり見たかったな。
救急車は一路、これからとってもお世話になる事になるO市民病院へ向ったのです。
処置室に通されました。
そこにはひょろりと背の高いやさしそうな若い先生(T先生)が看護師さんと共に待っていたのです。

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