激痛病棟
(体験談)


第21話 入院6日目

5/11
入院6日目
食事も取れるということで、昨日の夕方から点滴とはお別れしたのです。
荷物もなくなったので、ある程度ベッドから離れれるようになりました♪
ってことで、早速初めて自分で配膳を返しに行くのです。
病室から配膳回収口までは50m。
普段の生活なら何のことはない距離なのですが、
体力が落ちてる&片手はお腹&もう片手で配膳を持つという、
いささか無理のある感じで歩くのです。
一歩一歩踏み出すごとに手術跡に響く痛み。
たった50mなのに途中で諦めて倒れようかという考えが頭をよぎる。
が、そこは意地とプライドで配膳回収口にたどり着くのです。
空いた片手を壁に付き、歯を食いしばりながら病室へ戻るのです。
正直、ここまでしんどいとは思いませんでした・・・。
ある意味、リハビリか?
*無茶はよくありません!

手術した日から体拭きだけで、洗髪はしてなかったのです。
3日目までは痛みで頭の気持ち悪さどころではなかったけど、
さすがに歩き回れるようになりお見舞いに来てくださる方々も増えたので、
いっちょ洗髪するかって事に。
さすがに地下1F美容院まで行ける体力はなかったので、母上に頼むのです。
普段歯磨きや顔を洗っている洗面所で、
70°近く頭を下げた礼の格好で頭を洗っていただきます。
GW入ってすぐにカットしといてよかったと感じました。
*カットする前は背中の半分くらいまで髪が長かった。
*カットしてからは肩にかかる程度。
綺麗に二度洗いしてくれているのですが、
残念ながら体力の限界タイマーがなり始めまして(汗)
リンスの段階でギブアップの文字が脳裏をよぎるとともに、
足に力が入らなくなってくるのです。
結構この体制はしんどいらしい・・・手術跡もヅキヅキ言い始めるし(泣)
なんとか洗い終わり速攻でベッドで沈没しました。
荒行のお陰で髪はさらさらサッパリ♪
洗髪前と洗髪後では気持ちのよさも違います。
入院中ありがたく感じる一種の清涼剤です。

戀戻る黎次