激痛病棟
(体験談)


第6話 刺さらない針

16時半頃。
ナースコールから5分後、完全に点滴が終わってから看護婦さん登場。
腕を見ると、なにやら点滴管の中に赤い液体が逆流してるのですが・・・。

3つめの点滴(ごく普通の栄養剤らしい)に差し替えたのですが、
点滴針の中で血が固まって体内に入らないのです(困)
ってことで、新しく点滴針を打ち直す事に。
困った事にまだアレルギー反応が残っており、
全身が腫れぼったいのです(嫌)
いつもなら針がさっくり刺さり看護婦さんからも定評のある(?!)うちの血管が、
針から逃げまくってうまく刺さらないのですよ(涙)
右腕&左腕合わせて4箇所指したけど無理ってことで、
幼児用のプラスチックで出来た柔らかい点滴針にチェンジ♪
手の甲の、

皮膚と肉の間に針が入り、

うごうごと血管に向け蠢くのです。
ちなみに、針が動くたびにぢくぢくと痛い(涙)

もろに皮膚の中で何か動いてるって感触なのです(泣)
これもなかなか刺さらないと言う事で看護婦さん其の2に交代。
逆の手の甲にも2回ほどチャレンジするも玉砕(汗)
ただでさえお腹が痛いのに更に痛い事されまくりです(泣)
全く刺さらないので、看護婦の方々も悪いと思ったらしく、
何故か当直の救急外科の先生にバトンタッチなのです。
いや、看護婦さんの方が絶対上手だから!(泣)
救急の医師が両足の甲に針を刺し、うねうねと血管を弄るのですが全く刺さらず・・・。
しかも、外科の先生ってばプライドがあるもんで、
血管に刺してやろうと針を入れてる時間が長い(涙)
もぉ、看護婦さんと救急医師の、

「痛いけど我慢してね」

って言う言葉はしんどいです。
いつ痛みが終わるかわからないですし。結局救急の先生も駄目だったので、
再び看護婦さん軍団にバトンタッチ。
数えるのも億劫になるくらい針を刺され、
皮膚内を蠢く異物の拷問のような痛みに耐え続けるのです。
さすがに無理と判断したらしく、先程のA医師に来て頂き針刺し地獄終了(涙)
点滴が出来ないため、まだ2時間は安静にして欲しいとの事で休むのです。

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