激痛病棟
(体験談)


第4話 液漏れ

しかし。
腹痛は全く治まる気配がないので、念の為、抗生物質の点滴を行う事に。
アレルギーの有無をうちから聞きながら、
A医師がパッチテスト(アレルギー反応があるかないか)を始めるのです。
ちなみに、
「アレルギーはないです」
と答えてあります。
10分程待った後、
特に炎症も起こらず陰性である事が判明。
早速右腕肘関節内側から体の中へ投入!
この時、時計の針は14時を指しているのです。

外来最後の患者という事で、
一人外来診察のベッドの上で点滴中なのですけどね?
看護婦さんは慌しく帰る準備を始め、
ほとんどうちの居るスペースへはこないのです(困)
点滴開始してから40分経った頃、
液漏れ(皮膚と皮下組織の間に点滴の液が溜まった状態)している事に気付く(汗)
点滴袋内の液はこの時点で、約1/3。
点滴の針周辺にできた水風船の如くぽんぽこぽんに腫れた腕に寒気を覚えつつ、
看護婦さんを呼び、急いで右手の他の場所に針を刺し直してもらうのです。

点滴が終わるか終わらないかという時に、
針周辺の皮膚が赤みを帯びぽつぽつと白い斑点が・・・?!
しかも、痒い(汗)
更に時間が経つと白い斑点が繋がり全体が腫れぼったい感触に(涙)
正直、自分の体だけど気持ち悪い・・・・。
始めは点滴している腕だけだったのが、
反対の右腕、首、顔など全身へ広がっていくのです(困)
これはやばい、と思うと同時に、看護婦さんに

へるぷみぃ!(涙)

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