激痛病棟
(体験談)


○発病

最近、微熱が続いてるな〜と思っていました。
そしてちょっと足がしびれるな〜、と。
が、兄や父はすぐに私を心配するので元気に学校にいっていました。
ところが、ある朝急に腰まで痛くなって兄のお弁当をつくるのにさえ一苦労です。
さすがに耐え難いのでうずくまって?いたら、
運悪く起きてきた兄たちにみつかってしまいました。
やばいな〜と思っていたら、やっぱりS兄(実は途中で編入して新米医学部です)が「一応病院にいっとけ」
「絶対いや。。」
「あかん。」
「家でじっとしとくから。」
「じゃあ午前だけで帰ってこれるから午後一緒に俺の学校の病院いこ。」
「明日はきっと直るって」
ここでT登場。
「お前はほんま病院嫌いやな。でもはやいうちにいっとき。俺もいったろか?」
「授業サボりたいだけちゃうん?」
S「嫌いとかは関係ないねん。俺しってる先生みんな優しいから大丈夫。
午後1番に予約しとくから、無理やと思うけど逃げるなよ。
前科犯やねんから。
お前は学校はよ行け。
車で一たるからなお父さんには連絡しとくから。」
「強制連行?」
「そうや」
実は私は入院経験ありの病院とは縁が切れなくそのくせいまだに病院嫌いで兄をこまらせてます。
1回は熱あるのにがんばって逃亡しました。 友達の家にいくまでにすぐみつかりました。(兄たちに)
とにかく針が大が100コつくほど嫌いです。
午後になると約束どうりにS兄帰宅。
着替えたらいきなりお姫様抱っこでかかえられ
「重くなったな。」
「うるさいな」
「腰いたないか?」
「痛いけど大丈夫やし病院止めよ。」
じつはこの体制結構つらかった。
「もうあきらめろ。すわっとうほうがええ?ねころぶ?シート倒す?」
「シート倒す。」
「わかった。」
兄は2人ともとても優しいので大好きですが、こういうときはちょっとねぇ。
「ついたで。だっこするからこっち向いて。」
「いややな。」
「なにが?
「病院」
「大丈夫。いこか。 」

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