激痛病棟
(体験談)


○病院

兄のしりあいが多いらしくみんなふりむいていきます。
「ここでちょっとまっとき」
待合室っぽいところのベットにおかれました。
「先生もうきてるみたいやから診てくれるって。」
「うん。。。」
だんだん緊張してきました。
注射とかあったらどうしよう。とか、検査とかもしたくないな。とか腰痛くなかったら逃げんのに。とか。
看護婦さんが「ああS君の妹さんね。どうぞ〜」
兄がだっこではこんでくれました。
「ここに横になってね。病院大きらいやって?たぶんすぐ終わるからがまんしてね。」
S「お願いします」
「じゃあ、いつから痛くなったの?」
兄の目を気にしつつ「1カ月前くらい」
S「なんでもっとはよいわんねん」
「だってこうなるから」
先「変わったことあった?」
「微熱があったりしました。」
もうS兄はあきれていました。。。
「じゃあ診るから痛くなったらゆってね。」


「痛っっ。」

「もう?」
うなずくと兄となにやら話しています。
先「もしかしたらヘルニアかもな、1回検査入院してみるか?」
「いやです。」
「絶対いやか?今日と明日でもいいけど。」
S兄「とりあえず今日帰って明日から入院にしよ。」
「いや。。」
先「今日は帰っときとりあえず痛み止めうつから。」
「痛み止め?いや。いたそう。」
S兄「すいません。わがままばっかで。痛み止めしといてください。あとは家で俺がなんとかします。」
先生はうなずき看護婦になんか指示を出してから
「お兄ちゃん優しいな。普通は強制的にいまからレントゲンとかするねんぞ。今日はゆっくり休んでおいで。」
看護婦さんが「ちょっと下着ずらしてうつぶせになってね。すぐすむから。」
S兄「おさえてやって下さい。すぐ怖がって動くと思うんで。」
???痛いってこと?おさえるとかいややな。
先「じゃあS君足おさえてて。」
「はい。」
「消毒。」
つめたっっやっぱ針じゃんいやだ〜〜
もうすでに涙ぐんでいました。
「ちくってしたらすぐおわるからね〜。」
S兄「ちょっと我慢しとけ。」
針が刺さりました。
いたくておさえられてなかったらきっととびあがってました。
S兄「こんなんで泣くなや。何歳やねん。」
涙ぼとぼとで
「痛いもん。」
「わかったからかえろ。お父さん帰ってくるって。」
S兄先生に「ありがとうございました。明日からお願いします。」
心の中で「痛すぎもう逃げたる〜。」無理でした。
車に乗ると「もうちょっとがまんしろよ。小児科の子やったらぜんぜん平気やぞ。」
「だって,,,今日何にするごはん。」
「俺が作るから。学校にはお父さんに連絡してもらった方がいいな。きょうは寝とけよ。」
「うん」
T兄帰宅後に「お前注射で泣いたって?」と大爆笑。
むかつく〜
父帰宅後「入院中はもうちょっと我慢しろよ。明日は病院一緒にいこな。」

なんかわたしに発言権はなく入院決定みたいなかんじでした。
S兄はできれば病室に泊まってくれるとのこと。頼りにしてます。

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