激痛病棟
(体験談)

Part10
○手術当日

4月30日朝6時に看護婦さんに起こされ、浣腸されてしまいました。

そのあと清拭してもらいガウンに着替え、下半身はT字帯のみです。
8時ごろ点滴開始。
やはり左手の甲に刺されました。
主人が来て、9時ごろには姉と妹もきてくれました。
9時過ぎると、では手術室に行きますよーと
あっという間に2階にベッドのまま運ばれました。
主人が追いかけてきましたが、2階で看護婦さんがここまででーす!
と主人に言っていました。

一人になりだんだん怖くなってきました。

手術室はひんやりしていて、なんか回りはステンレスに囲まれてたような感じ。
よくテレビで見る大きなライトが天井についていました。
看護婦さんが二人、あいさつして下さいました。

私は恐怖でを流していましたが

看護婦さんが大丈夫ですよと励ましてくれました。
ベッドから台に移され、つぎつぎと血圧や脈拍などとられ、準備がすすんでいます。
右の方を向くと主治医の先生がすでにスタンバイされていました。
一言
よろしくお願いします
と言いたかったのですが泣いていたのでなんか怒られそうな気がして
ぎゅっと目をつぶりました。
手術室には主治医の先生、もう一人整形外科の先生
麻酔の先生、看護婦さん二人の計5人の方がいました。
「いまから点滴に麻酔いれますね」
と聞いたのが最後であとは全く記憶がありません。
数も数えなかったと思います。
うっすら気がつくと先生が私の枕元に来てビンに入ったヘルニアを見せてくれました。
はっきり覚えていませんが、うすいピンク色で、私にはなぜかエイリアンに見えました。

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