激痛病棟
(体験談)

レポート10
○いよいよ、入院

観察のための手術のため、二日前から入院せよとのことで、いろいろ準備して

いざ病院へ。

こんどは、カミさんの運転で行きました。
やさしいとこもあるじゃんとお思いの方
違うんですよ。
だって、車を持って帰らなけりゃいけないんだから。
で、入院の手続きをして、診察をして、病室へ。
看護婦「じゃあ、これに乗ってくださーい」
えっ、車椅子で行くんですか?
カミさん「ばかばかしいわねっ」
っというわけで、なんだかよくわからないけど、看護婦さんに押されて
車椅子で部屋へ。
カミさんは、部屋を確認したら「じゃねー♪」と言って帰ってしまいました。
部屋の住人とあいさつをかわし、ヒマな一日のはじまりとなりました。
となりの人は、去年、崩れたH鋼材の下敷きになって、腰骨から下を全部、複雑骨折。
対面の人は、釣り荷と壁に手を挟まれて、指が6本になっちゃったヨと言って
包帯に包まれた右手を見せてくれた。
ひえ〜、痛そ〜
この話、始めたら終わらなくなるので、このへんでヾ(´▽`;)ゝ
その日は、することもなく意味のない一日が暮れていきました。
あさって(24日)は、手術かあ、えっ、クリスマスイブじゃん・・・
夜中の2時。懐中電灯を持った、かわいい看護婦さんが巡回に来る。
かわいい看護婦「どうですか」
ヒロ「うーん、眠いですぅ〜」
かわいい看護婦「^^、あしたは朝早いから、ちゃんと起きてね♪」
と、足の状態をチェック。
ひとりひとり、チェックして出ていきました。たいへんだなあ・・・
そして、朝。
車椅子に乗せられ、診察室へ。
看護婦A「いまから、アレルギーのチェックをしますね。」
ヒロ「アレルギーはないよ」
看護婦B「^_^;、手術で使う薬を決めるためにするチェックだから、ちょっと痛いけどネ」
と言って、小さな注射器を4本持って、やってきました。
1本は、生理食塩水。あと3本が、なんたらかんたらの薬だと説明してくれました。
そして、ほんの少しだけ皮下注射をしますねと言って、ウデの

ふつう注射をしないところにチクっと・・・



どわー痛ってえ〜っ!!!
なんじゃこれっ!!


看護婦B「皮下に打つから、痛いのよね〜、あと3本あるからガマンしてね」

ぐは〜っ、あう〜〜っ、、ひぃ〜〜、、、

雄叫び3連発。
看護婦B「じゃあ、10分ほど置いてから見ますね」
ハァハァ、なんて冷血な人たちなんだ・・・
で、このよっつの注射。だんだん、赤くなってきたぞ。
どうやって見分けるんだろうと、しばし観察。でも、よくわからない。

やがて、看護婦A。「ちょっと見せてね。えーっと、、あらっ?

看護婦B「どうしたの」
看護婦A「いやだ、全部赤くなってるのよ」
看護婦B「ああ、ほんとだ。うーん、、、、、、先生呼んでくるわ」
ガックリしているヒロ。
やがて先生が来て、「どれ、うーん。食塩水まで赤いのか、、、(思案)」

「じゃあ、どれでもいいか。」

ヒロ「オイオイ、そんなあ」
先生「食塩水と比較するわけだから、みんな同じでしょ
ほら。だから、大丈夫。大丈夫(笑)」
というわけで、いつもの薬というやつに決定。ナンノコッチャ

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