激痛病棟
(体験談)

連載レポート05
投稿者:匿名希望
02/06/14
○単なる診察編4

仙骨のブロックの途中でまた気分が悪くなったので、
途中で中止してもらいました。
主治医が焦燥している空気が伝わってきます。
医「このまま様子見ていてもね、らちがあかない気がするんですが・・・」
(や、やば。)
悪い予感がした私は、
処置室のベッドでブロックを受けた姿勢のまま必死に訴えました。
現在はまだ、私にとっては耐え難い状況ではないのです。
私「いや、大丈夫なんです。まだ歩けますし、歩いても痛くありませんし・・・」
医「でもさっきは痛かったでしょ?」
(それはあんたが私の足を持ち上げたからでしょうに)
私「日常生活も出来ていますし、  なんとかこのままやっていけそうな気がします」
医「でもね、神経症状が続くみたいだし、

できれば神経に直接お薬打ちたいんですよね」

神経に直接お薬。
・・・来ました。
とうとう私にも、死の宣告が。
これは神経根ブロックのことを指しているに間違いありません。
実をいうと、私はまだ未体験なのです。
以前オペをしたときには、症状が急変し緊急手術だったもので、
神経根ブロックをする暇がなかったのでした。
正直言って硬膜外ブロックは激痛レベルC〜B-程度、
ミエロもオペも、術後の疼痛だってそんなものです。
がしかし。
神経根ブロック・・・
経験者は例外なく激痛治療であるといいますし、
私の今の症状は中途半端に慢性的な状態。
再現痛を診るにしても、
そうそう選択的には行なえないであろうことは容易に想像ができます。

何度も針を刺す、終わりのない断末魔。

これはきっぱりと断らなければなりません。

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