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○手術、そして・・ 苦痛レベル ★★★☆☆ 朝6時検温。 当然のことながら一切飲食はできませんからと念を押されます。 「口をゆすぐのはどうなの?」 「自分の唾は?」 などと未練たらしく尋ねます。 「ゴックンと飲まなければ大丈夫ですよ。」 今日のような経験はもちろん生まれて初めてなのに案外落ちついています。 9時頃最初の点滴が始まりました。 私自身これまで点滴の経験さえありません。 ナースが左手首へ点滴針を刺そうとしていかにも痛そうなので いつも静脈注射などをする腕の内側はダメかと尋ねたら これからずっと何本も点滴をするので点滴針を着けたままにするため 曲げ伸ばしをする腕の内側はダメと言われてしまいました。 しぶしぶやってもらったら 案の定痛いゾォ。 この点滴器具の先端部はこの後しばらくおつきあいすることになる筈です。 2本目の抗生剤入りの点滴が始まったところでカミさんが到着しました。 手術後に装着するのだというコルセットの寸法をナースが計りに来ました。 11時45分頃前投薬開始。 「眠くなったら寝てもいいですよ。」 「どこへ注射するの?」 「左のお尻です。」 これが結構痛かったなぁ。 さてその後ストレッチャーに乗りかえるときには もう意識が朦朧としていたのでしょうか 余り記憶がはっきりとしていません。 でも手術室に何人かがいて 天井にテレビで見た手術用ライトがあったなあくらいはかすかに覚えています。 その後どんな風にして本麻酔をかけられたのかまったく空白の時間です。 したがって執刀医の顔さえ記憶がありません。 手術室の入り口までついていったカミさんに後で聞いた話ですが 手術着を着た執刀医のM助教授らしき人が正面にどんと座っていたので “よろしくお願いします" という気持ちで深々と頭を下げたら 同様に頭を下げて返してくれたそうですが…。 【戻る】 【次へ】 |