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○脳神経外科


アイタタレベル


★★★★★


「整形外科」という診療科目より「脳神経外科」という名称は


脳やら神経やらという人間の神秘的な部分


未知の部分をも対象にしているイメージで、私に緊張感を覚えさせましたが


このSS病院の脳神経外科部長であるK先生は


少し頭の薄いオジサンではあるものの


私に色々尋ねながらパソコンのキーボードを叩いてカルテを作成するIT医師です。


K先生の指示で、やはりレントゲン撮影に回されました。


ここのレントゲン撮影は、それまでの3つの病院で撮った台の上での撮影に加え


立ったまま前屈みの姿勢にしての撮影もありました。


レントゲン写真を見たK先生は、ナースにMRIの空き具合を確認させて


MRIの撮影を指示しました。


私にとって2度目のMRIですが


この病院はレントゲンもMRIも技師は若い女性技師で応対はとても親切です。


右足のいのがキリキリと気になる中での心和む瞬間ではありましたが


特にMRIでの長時間の仰臥・不動の姿勢によって


だんだん強くなってくる足のみを解消してくれるわけではありません。


みに耐えて脂汗が出るようなMRI撮影を終え


三たび診察を受けました。





「あなたの場合、ここんとこの椎間板がつぶれて極端に狭くなっており





これが悪さをしていることが考えられます。


ヘルニアをとるだけなら簡単ですが


ここんとこのクッションを作り直すとなると





これはちょっとおおごとになります。





手術後はかなりの安静が必要で


その後も腰をカバーする堅いコルセットを作って





3ケ月程度は過ごさなきゃならんですね。」


じょ、冗談でしょ





「ホントにやるとなれば


今はセンチ単位の検査ですから入院してミリ単位の検査をする必要があります。





背中から造影剤を入れて検査することになります。」





これが、よくあちこちの体験談に書かれている


恐怖の“ミエロ"のことかしら?


そんなのやりたくないぞ。


「手術を前提に入院して検査をするか


あるいはこのままで我慢できるなら入院はせずにおくか、どちらも選択肢です。」


手術はしたくないけど


我慢できるようなさならはじめっからこんな病院へ来ないよ。


「一度ちょっと考えてみたいんですが…。」


「そうしてください。


とりあえずみ止めのお薬を2週間ほど処方しておきます。」


足のみをなんとかしたい。


でも、寝たきりの病院生活や


3ケ月もの長期療養なんて勘弁してほしいし…。


処方箋を貰い、暗い気持ちで病院を後にしました。





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