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○リハビリ初体験


アイタタレベル


★★★★☆


MRI検査が終わり、再び診察室へ呼ばれました。


MRI写真を示しながら、院長の説明がありました。


要するに


右足のみの原因は腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄によって





右足に伸びる神経が圧迫されていること





アンタのその足のみはいわゆる間歇性跛行(かんけつせいはこう)という症状で


少し歩くと足がくて歩けない


休むとまた歩けるがまたくなるというものだということでした。


「別の整形外科では坐骨神経だと言われたのですが…。」


「坐骨神経というのは坐骨神経がむという症状そのものを言うのであって


病名ではありませんよ。」


なるほど、そうなんだ〜。


「50mや100mで足がくなるというのはかなり重症ですよ。」


ということで、この病院が私の今回の症状の犯人の目星をつけてくれた最初でした。


「お薬を出しますが、リハビリで良くなることもありますので


とりあえずリハビリをやりましょう。」


ということでナースがリハビリ室に案内してくれました。


お恥ずかしい話なんですが、私の頭の中でのリハビリとは


長い間寝ていたり手術後などで運動機能に障害のある患者が


その機能を回復させるためにやる訓練といった程度の認識でしたので





「なんで俺がリハビリなの?」





と思ったりしたものでした。


ナースがリハビリ室で療法士に引き継ぐ際に私に


「どうしてもい場合は、神経の側に注射を打つ方法もありますからね。」


と言い残していきました。


リハビリではまず、俯せになって主として右腰部及び臀部への通電


ピリピリする感触自体はなんてことありませんでしたが


10分ほどの通電の間に俯せになっている右足のみが気になり


どうしてもモゾモゾと動いてしまいます。この態勢いよぉ。


もう終わってくれぇ〜。


通電が終わったら、次は牽引です。


今度は仰向けになり、脇の下へベルトを回して上体を支え


腰で締めたベルトを引っ張ります。


最初は軽くということで30kgくらいの負荷で引っ張ったと思います。


この負荷は、これから先35kg、40kg、45kg、50kgと


アップしていくことになります。


牽引そのものも、引っ張るときは腰や背中がピンと伸ばされる気がして


「なるほど、これでヘルニアが引っ込む場合もあるんだ。」


と納得しましたが


どうも私の場合はそれから後もこの牽引で好転することはありませんでした。


通電、牽引の今日のリハビリプログラムを終わっても


足のみそのものは少しも和らいだ感じがなく


右足に少しでも重心がかかるとが走ります。


で、先ほどのナースのところへ行き


みがひどいのですが、神経の側への注射というのは楽になるんですか?」


「それは楽になると思いますよ。」


「じゃあお願いできませんか?」


「少し自己負担が高いですけどいいですか?」


ということで、歩くときの激しいみに耐えかねて





「神経の側への注射」





を選択したわかちゃんでした。





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