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○MRI


アイタタレベル


★★★★★


S中央総合病院を出て、右足のみに耐えながら調剤薬局で薬を貰ったものの


こんな調子ではこの先いったいどうなるんだろうという不安が私を襲ってきました。


これではいけない、なんとかしなきゃと思ったとき


職場のK女史が教えてくれた同じS市のO整形外科を思い出しました。


時間はもうお昼前だが個人病院だし午後の診察もあるんじゃないか。


それで、まずマイカーのカーナビをインターネット通信にセットして





タウンページにアクセス





O整形外科の電話番号を調べてからカーナビの目的地をこの電話番号でセット


O整形外科へ向かいました。


この後も続く今回のあちこちの病院回りにカーナビは随分威力を発揮してくれました。


O整形外科に着いたのはちょうどもうお昼頃だったので


場所だけ確認して目と鼻の先から電話を入れました。


「午後の診察時間は何時からですか?」


「3時半から6時半までです。」


「ちょっとお尋ねしますが、そちらはMRIをおいてみえますよね?」


「はい、置いています。」


「希望すればすぐにMRI検査はしていただけますか?」


「それは、まず診察を受けていただいて


先生が必要と認めればということになりますが…。」


そりゃそうだわな。


ゲームしに行くんじゃないんだから。


3時半まではたっぷり時間があるので


市内の複合商業施設へ行って食事と買い物をしましたが


広いショッピングセンターの中を移動するのさえくてくて


早々に切り上げ、車の中で昼寝をしていました。


O整形外科で診察を受け、まずレントゲンを撮ったのですが


午前中もS病院で撮ってるし


こんなに頻繁に撮って放射線障害が出ることないだろななんて心配までしてしまいます。


レントゲンを見た医師は、やはりすぐにMRIを撮るように言いました。





私にとって初めてのMRIです。





レントゲン担当の技師は中年男性でしたが、MRIの担当は若い女性技師です。


ナースもそうなんですが、こういうみを抱えているときは


検査を受けたり処置してもらったりするのは


むくつけき男性より若くてきれいな女性に優しく接してもらう方がたとえ一瞬でも


みを紛らわせてくれるように思います``r(^^;)ポリポリ


検査着に着替え、検査台に仰臥し、膝の下へ枕のようなものを入れてドームの中へ…


イメージとしては分かっていたのですが狭い洞窟の中での顔のすぐ上にある


壁しか見えない、圧迫感は相当なものです。


およそ4〜50分の間ゴトゴトガタガタという機械音のみを聞きながらじっとしていた


のですが…。


ところが20分くらい経ったころでしょうか、右足のみが気になりだしました。





こいつはいぞ





ちょっと態勢を変えられないかな





でも動くとダメだろし


でもちょっと動きたい


でも動いて始めっからやり直しって言われてもかなわんし


でも動きたい


うぅ〜っ


い、いた〜いっ…。






まさに全神経がそのことに集中してしまい


身体からじわぁ〜っと汗がにじんできます。





まだかよぉ〜っ





い、い、


終われ、終われ、早く終われぇ〜っ






「おつかれさまでした、終わりました。」


マイクを通しての女性技師の声が天使の声に聞こえました。





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