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○ぷろろ〜ぐ





2002年師走


招待もしていないのにそいつは突然やってきました。


あいさつもなく…。








この招かれざる客を一も二もなく追い返そうとしましたが


そいつは図々しくも居座ってしまい、以来私を苦しめることとなったのです。


それまでこのような無法な闖入者に対する知識を


ほとんど持ち合わせていなかった私は


そいつの正体を理解するまでに少々時間がかかりましたが


それがかの悪名高い





「ヘルニア一派」





ではないかということがある程度おぼろげにわかってきた頃


私はこの一派に対する最善の対処法を得ようとして夜毎サイトを探し回りました。





最大の目的は、いかに早く、楽に





この闖入者を駆逐してくれる警備会社を探したいということだったのです。


そんなときこの


病棟」


にめぐりあいました。


このサイトは


本来の私のサイト検索目的に合致したサイトではありませんでしたが





このヘルニア一派に苦しめられた体験や


ヤツらにめつけられた体験


ときにはヤツらとなんとか穏便につき合おうとした体験






が非常にリアルに表現されていました。


私は自分自身がヤツらにい目に遭わされていることも忘れて


ウイットに富んだ語調で綴られたこれらの体験談を


一人ニヤニヤしながら読みふけったものでした。


作者には申し訳ないけど他人があげるみの悲鳴は


一時的にせよ





私自身のみを


忘れさせてくれる効果があったのは確かですから…。






その後結局


私もそいつを追い出すために探し当てた警備会社の保護室に入れてもらい(入院)


そいつに対する警備スタッフの迎撃に頼ることとなるわけですが


保護室に保護されている間も持ち込んだPCで


このサイトにアクセスするのが日課でした。


このサイトは


ヤツらが恐ろしいヤツらだということを言って恐怖心を煽るのではなく


徒にヤツらを怖がらず気分を楽にしてつき合いなさいということを


教えてくれているように私には思えたのです。


保護室を出て自宅へ帰ることが決まったとき


このサイトの管理者であるはっし〜さんにメールを出しました。


私もこのサイトに投稿したいと希望したのです。


はっし〜さんは快く承諾していただきましたが


無理をせず可能なペースでと言っていただきました。


ところが、保護室を出てしまい、ましてその2週間後には仕事に復帰すると


なんやかやと日常活動が増えてきて


なかなか原稿を纏めるところまではいきませんでした。


そうこうするうち


3ケ月も経過した頃


はっし〜さんからその後の様子を聞くメールをいただきました。


ちょうどその頃


私自身もそろそろ投稿しなきゃ忘れてしまうなあと思いつつ


久々に


病棟」


にアクセスしていたときでもあり


順次投稿させていただくこととしました。


このサイトにアクセスする人たちの参考にしてもらうというほどの


大それたことでもなく、かつて私がそうであったように


ヤツら一派にめつけられ


苦しめられている人が


たとえ一時的にせよ





そのみを忘れる一助となればいいなと





そう考えています。





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