『爆痛みか物語』
第76爆章

みかのお願い
悲痛レベル
★★★★★

先生!
仕事も中途半端だし〜
また急に入院なんかしたら、子供も心配するし〜
何とか月曜日まで、入院しなくていいようにして!
「う……ん」

お願い!!!

「毎日、点滴しに来れる?」

来ないと入院なら、絶対来るよ!

「毎日抗生剤の点滴に来てもらう事。
それでも熱が出るようなら、諦めて入院だからね!」
うん!
きむりんは、まったくぅ〜ってような呆れた顔で苦笑いしてた。
「早速、今から抗生剤テストして、1本入れてから帰ってね。」
はいよぉ〜
「くどいようだけど、熱出たら!わかってるね?」
はぁい…
明るくやりとりしながらも内心は、どうしようもない不安が山盛りだった。
精神的にも、肉体的にも、この日はかなり疲れてた。
処置室に入り、固いベットへ横になった。
また、抗生剤のテスト。
看護婦さんに…
入院中にやったけど、またやらなきゃダメなの?
聞いてみた。
「アレとは違う薬を使うからね。
前のは一日2回する薬で、今回は一日1回で済む薬なの。
先生が一日2回通うの大変だろうからって」
やさしいきむりんである。

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