『爆痛みか物語』
第58爆章

破砕開始
激痛レベル
★★★★☆

うつぶせになって寝る。
ちょうど下腹部、石のある部分のベットがスライドして、
お腹ら辺は空中状態となった。
腕には血圧を計るのが巻かれた。
「では始めますね〜」
いよいよだわっ!
さっさと終わらせてちょうだいっ!
「痛みが我慢できなかったり、気分が悪くなったら手を上げて知らせてください。」
はい


パチン


パチン


パチン



石と石をぶつけてるような音がする度、体に衝撃があった。
最初は、大した事なかった。
最初はね…
回りを見ると、ななめ前方に“パチン"と音がするごとに、
赤い数字が1つずつ増えていっている機械を発見!
これって衝撃波の回数なんだぁ〜
余裕で、その数字を眺めていた。
20回すると10秒ほどの小休止。
いったい何回やるのだろう?
素朴な疑問を持った。
50回を越した頃からだった。
衝撃が強く、内蔵までつきぬけてくような感覚で、
それは痛いという感覚に変わった。
もうすぐ終わるんだし、我慢しよう!



200回になった…
看護婦さんが来た。
「大丈夫ですか?」
無言でうなずく…
必死に耐えるみかだった。

戀戻る驪前 黎次