『爆痛みか物語』
第54爆章


感激レベル
★★★★★

病院の夜、2日目…
昼間は微熱程度が、夜になると熱も上がってくる。

水分、水分〜

ちかちゃんが買ってくれたペットボトルのお茶を飲んで、
暇つぶしにテレビなんか見ていた。

トーイはご飯食べただろうか…

いつも気になるのは、やはり一人でいる息子の事だった。
そして、仕事の方は行けなかった接待の真っ最中だろう。

うまくいってるだろうか…

ついつい、一人になると物悲しくなってしまいがちで…


明日は破砕だもん!

頑張らなきゃ!



そんなとこへ…
「おっす!生きてるかぁ〜」
みき〜♪
みきが来てくれた。
「えぇもん持ってきたぞ!」
???
「どうだぁ〜?」
この当時大好きだった人が来てくれたんです。
仕事がハードで休みがない。
お見舞いになんて来てもらえないと思ってた。
この日は夜勤…
休み取ってまで来てくれた事が、みかには嬉しかった。
仕事に、
ママに、
なんちゃってパパをしてても、
この人の前だとホッとできて、
ただの女でいられる一瞬だったから。
残念ながら、この8月には会えなくなっちゃいましたが…

戀戻る驪前 黎次