『爆痛みか物語』
第53爆章

破砕のいろは
激痛レベル
★☆☆☆☆

ちかちゃんが帰り、続いてきむりんが

"体外破砕術"

についての説明にやってきた。

「やぁ!」

いつもながら、ユニークな登場の仕方である。

「明日の破砕について、説明するね!」

はいっ

「麻酔はしません。
痛みは多少あるかもしれないから、もしも途中で耐えられなかったら、
遠慮なく言ってください。」

はい

「明日は急遽なんで、×○先生がしてくれますからね。」

えっ!?
先生じゃないんだぁ〜

「はい。残念なんだけど、明日は×○先生なんだよね〜でも、大丈夫だから!頑張りましょう!」

はい

「みかさんの石の大きさなら、うまく当たれば簡単に割れるから♪」

はい♪
早く退院したいんで、よろしくお願いします!

ちらちら、きむりんは派手なジョイントポスターを見ながら語っていた。
最後に説明を聞いて、この処置に同意するという署名・捺印をした。
先生の指示は、水分を大量に取ってくださいという事だった。
このくらいから、痛みも楽になってきていた。
明日になれば、もっと楽になれると信じて、
夕食の七分粥をいただくみかだった…

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