『爆痛みか物語』
第51爆章
6mm
激痛レベル
★★☆☆☆
「みかさ〜ん」
はい
5分後くらいに呼ばれて、診察室の中へ入った。
きむりんが昨日撮したレントゲンを眺めていた。
「おはようございます!痛みはどう?」
昨日よりはマシになりました。
「ここにある〜ほらねっ!」
定規を取り出し、計っているきむりん。
そこには小さな黒い物体があった。
「尿管結石だね!」
そうなんだぁ…
(かっこ悪い病名だわ…)
「6mmかぁ〜そんなに大きいわけじゃないけどな〜」
それから、またエコーを見た。
腎臓というのは、レントゲンでは写らない臓器だそうだ。
「この位の大きさなら、自然に出る事もあるんだけどね〜」
そうなんだ…
(でも、痛そう…)
「腎臓がかなりダメージ受けてるから、早く出してやらないと、腎盂炎になりかけてるからね〜」
腎盂炎???
「明日、破砕しよう〜いいねっ!」
はぁ〜
きむりんのペースで、ぽんぽんと話は進み〜
明日、破砕という事になった。
昔なら、体を切り刻み、石を取り出す事しかできなかったが、
医学の進歩は素晴らしい!
"体外破砕術"
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